兼六園花便り 令和4年4月18日(1324号)
八重の桜が見ごろになっています。
先週咲き始めていた“ヨウキヒ”(楊貴妃)は満開です。緑の葉も少し見えます。名前からも連想する艶やかな八重桜。
枝の先に幾つかの花が集まって房のように咲き、豊かに見えます。(不老坂の門の前)
黄緑っぽく見える“ウコン”(鬱金)の桜。山桜系の里桜。
花びらはピンク色に変わって散っていきます。(銅像の後ろ側)
“塩釜桜”の花びらの先は切れ込みが見えます。
宮城県の塩釜桜を植えられたものです。初代は、今の千歳台に建てられていた竹沢御殿の中庭に植えられていたそうです。(千歳台中央)
ウコン(鬱金)の桜
塩釜桜
他に淡い桃色のフゲンゾウ(普賢象)やえんじ色のカンザン(関山)も見頃です。
高木のカスミザクラも咲いていました。
菊咲の“兼六園菊桜”には可愛い蕾が多く見えました。
今にも開花しそうな蕾も見えます。およそ300枚の花弁がびっしりと詰まっている見事な桜です。
梅林の“リキュウバイ”(利休梅)や常磐ヶ岡のドウダンツツジも見頃になっていました。
兼六園菊桜
リキュウバイ(利休梅)
4月18日(月曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時から
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)