音声読み上げ・ルビふり
こまちなみ 大野町区域保存基準
大野町区域こまちなみ保存基準
保存、修景の目標
醤油蔵と風格ある町家の連なりを基調に、伝統的な町家の保存・復原及び醤油蔵の積極的な活用・修復を図るとともに、これらと調和した醤（ひしお）の香りただよう風情あふれる町並みの形成に努める。
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| 位置 | 町家の町並みとの調和に努め、やむを得ず後退する場合は、塀を設けるなど、町並みの連続性に配慮する。 | 外壁の位置、軒線は、町家の町並みにできる限り揃える。（外壁の道路からの後退距離について、1階の部分は2メートル以下に、3階の部分は6メートル以上を基本とする。） |
| 高さ | 15メートル以下 |
|
| 意匠 屋根･庇 |
できる限り勾配屋根を取り入れ、色彩は黒系を基調とする。 | 平入り切り妻、黒瓦葺きを原則とし、1階部分には通庇を設ける。 |
| 意匠 外壁･ 開口部 |
茶・グレー系を基調とした落ち着いた色彩とする。 |
|
| 意匠 その他 |
− | − |
| 設備 | 屋外の設備機器等は、道路等からの見え方に配慮する。 | 屋外の設備機器等は、道路等から見える位置には設置しない。やむを得ない場合は、目隠し等を設ける。 |
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| 門塀 | 設置する場合は、町家の町並みとの調和に配慮する。 | 設置する場合は、板塀、生垣とする。 |
| 広告物 |
|
伝統的意匠を基調とする。 |
| その他 | − | 道路に面する敷地の舗装は、石張り、豆砂利洗い出しなど伝統的素材を使用する。 |
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| 駐車場 | 道路からの見え方に配慮する。 |
|
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| 木材等 | 既存樹の保存に努める。 | 植栽は、伝統的町並みに調和した樹種とする。 |
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| その他 | − |
醤油蔵は、出入口の小庇、下見板などの伝統的意匠をできる限り取り入れる。 |
| 項目 | 一般基準 （一般の建物等の建築行為等を行う場合） |
修景基準 （区域の町並みに調和した修景を行う場合） |
|---|---|---|
| 備考 | − | − |
保存基準（保存建築物を修復する場合）
外観を維持するための修復及び復原整備を原則とする。
