金沢の下水道
金沢の下水道
金沢の下水道
市の職員(しょくいん)
お風呂(ふろ)やトイレで使った水が、どこへ流れていくか知っているかな?
え?そんなこと考えたこともなかった。
家の前の溝(みぞ)には流れ出てきていないし、どこへ行くの?
きたない水もたくさん流しているよね。
そうね。家や学校、会社から出たよごれた水は、下水道という管に流れていくの。
下水道がないとどうなるの?
よごれた水をそのまま流すと溝にごみがたまって、不衛生(ふえいせい)になるうえに、ハエや蚊(か)が発生して伝染病(でんせんびょう)の原因(げんいん)にもなるんですよ。
おばあちゃんが、昔は下水道はなかったって言っていたけど…。
下水道ができるまでは、家や会社などから出たよごれた水は、用水や川にそのまま流されていたの。
下水道は私たちのまちを清潔(せいけつ)にするためにできたのね。
金沢市では昭和37年から下水道の工事を始めて、今では、市の98.0%の区域で使えるようになったのよ。
でも、下水道を通った水はどこにいくの?
よごれた水は、下水道管という、専用(せんよう)のパイプを通って下水処理場(げすいしょりじょう)に集められているのよ。
下水処理場?
金沢市には、浅野処理区(あさのしょりく)・西部処理区(せいぶしょりく)・臨海処理区(りんかいしょりく)・犀川左岸処理区(さいがわさがんしょりく)・湯涌処理区(ゆわくしょりく)の5つの地区に、下水処理場(げすいしょりじょう)があるのよ。
ぼくの家から出たよごれた水は、どこの下水処理場できれいにされているの?
このマップを見れば分かるわよ。え〜っと、私の家からでたよごれた水は……。
下水処理施設では、まちを美しく清潔(せいけつ)にするために、家や学校、会社から出たよごれた水をきれいにしてから川に流していくの。
(ア)汚水ポンプ場
(イ)反応タンク
(ウ)最終沈でん池
(エ)水質検査(すいしつけんさ)
よごれた水を集める下水道だけど、家や会社から流す水はできればきれいな方が処理も楽になりますよ。
ぼくたちができることって、なにかあるかな?
水以外の物をながすと、下水道管がつまっちゃうこともありそうよね。
水を使うところってどこか、考えてみるとわかりやすいですね。
たとえば台所だったら、野菜クズや油などを流さないとかかな。
トイレでも、トイレットペーパー以外は流さないようにしないとね。
その他、汚水(おすい)ますやマンホールには、ごみや雪などを入れないようにしてくださいね。