貧血

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貧血

「疲れやすい」「どうきや息切れがする」「顔色が青白い」ということはありませんか。
もしかしたら、貧血かもしれません。
貧血は、血液中の赤血球の主成分であるヘモグロビン(血色素)が不足して、体内に十分な酸素をはこぶことができなくなる病気です。
女性は、生理(月経)や出産で血液を失いやすいこともあり、身近な病気といえます。
貧血は、いくつかのタイプに分類されますが、女性に一番多いのが鉄分が不足する「鉄欠乏性貧血」です。

血液の貧血検査

血液の貧血検査
項目 略語 正常値(女性の場合) 検査値からわかること
赤血球数 RBC 376~516万/μl(毎マイクロリットル) 血液中の赤血球の数
ヘモグロビン Hb 11.4~14.6g/dl(グラム毎デシリットル) 赤血球の中にあるヘモグロビンの数
ヘマトクリット Ht 24.0~44.0% 血液中の固形成分のしめる割合
Fe 42~193ug/dl(マイクログラム毎デシリットル) 血液中の鉄分の量

鉄分が不足する要因の1つが生理です。
1回の生理周期の出血量は、50~100ミリリットルといわれています。毎月失われた分の血液を造らなければいけないので、材料の鉄が不足すると容易に貧血となってしまいます。
生理のほかに、偏った食生活や食事制限によるダイエットも要因となります。
偏った食事によって鉄分だけに限らず、たんぱく質やビタミン類の摂取量も減り貧血を起こしやすくなります。
治療の中心は、鉄材の服用ですが、まずは食事を改善し、鉄分を多く含むレバーや貝類を多めに摂るようにしましょう。

鉄分を多く含む主な食品
食品群 食品名100グラム中の含有量・単位ミリグラム)
種実・豆類 ごま(16.0) 湯葉(11.0) 凍り豆腐(9.4) きなこ(9.0) 大豆(7.0)インゲン(6.0)
肉類 豚レバー(16.0) 牛レバー(10.0) サラミソーセージ(7.0)
魚介類 ふな甘露煮(30.0) あさり佃煮(25.0) 煮干し(18.0) しじみ(12.0)丸干しいわし(10.0)
海藻類 あおのり(106.0) のり(12~36.0) ひじき(29.0) わかめ(13.0)
果物類 干しあんず(4.0) 干しぶどう(2.5) マーマレード(2.3)ドライプルーン(1.6)
その他 きくらげ(12.0) 黒砂糖(9.0) シソの葉(10.1) パセリ(7.5) 春菊(3.5)

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