Civic Tech Summit KANAZAWA 2021
ICTを活用したまちづくりや地域課題解決に取り組むシビックテック活動を広く市民に周知し、市民協働を推進するためのイベント「Civic Tech Summit KANAZAWA 2021」を開催しました。
今年は、市民協働をより推進するため、活動の中にITを取り入れている団体にもご登壇いただき、全国各地からシビックテック活動に取り組んでいる方々のほか、地元で活動に取り組んでいる方々や学生など、様々な参加者で大盛況となりました。
開催テーマ
地域を支える市民団体の活動にITを!
日時
令和3年11月13日(土曜日)10:00~17:00
場所
金沢未来のまち創造館(金沢市野町3丁目11-1)
タイムスケジュール
10:00~10:10 | 開会挨拶 金沢市長 山野 之義 |
10:10~10:50 |
【インプット1】 自分たちでできる!市民活動に活かせるIT活用とは |
10:50~11:50 |
【ワークショップ1】 まずは、普段の活動や身の回りにある小さな課題を見つけよう |
11:50~13:00 | 昼休憩 |
13:00~13:40 |
【インプット2】 事例から学ぶ、活動を加速させる「明日から使えるIT」 |
13:40~14:40 |
【ワークショップ2】 普段の活動を見直し、課題に合った便利ツールを探してみよう |
14:50~15:30 |
【インプット3】 誰でも簡単なアプリが作れる、ノーコード開発ツール「Glide」体験セミナー |
15:30~16:30 |
【ワークショップ3】 無料のツールを実際に試して、面倒な作業とおさらば!しよう |
16:30~17:00 | クロージング、写真撮影 |
17:00~ | 交流会 |
公式サイトは https://civictechsummit.jp/
開催結果
【インプット1】自分たちでできる!市民活動に活かせるIT活用とは
登壇:福島 健一郎氏(一般社団法人Code for Kanazawa 代表理事)
まずは、シビックテックについて初めて知る方も多いことから、福島さんによる、シビックテック入門セッションです。
小学3○年生の「みなこちゃん」が、シビックテックについての素朴な疑問を福島さんに投げかける形式で進めました。その和やかなムードから、参加者の皆さまからはたくさんの質問が寄せられました。
【ワークショップ1】〜まずは、普段の活動や身の回りにある小さな課題を見つけよう〜
ファシリテーター:福島 健一郎氏(一般社団法人Code for Kanazawa 代表理事)
普段の活動にも使える、課題を発見するワークショップを行いました。
参加者のテーブルごとに興味のある課題領域を決め、課題だと思うことをピンク色の付箋に書き出しました、その後、その課題を解決するために必要な、本質となる課題を議論し、黄色の付箋に書き出すことで、課題の掘り下げと明確化のプロセスを体験しました。
【インプット2】事例から学ぶ、活動を加速させる「明日から使えるIT」
登壇:桑原 静氏(シビックテックさいたま 共同代表)、雄谷 峰志氏(一般社団法人Code for Kanazawa)
「シビックテックさいたま」さんは、さいたま市を拠点に活動されている団体で、テクノロジーと馴染みのないシニアや子どもたちを対象に、地域の問題やテクノロジーを使った解決方法を考える機会をつくり、行政と市民がフラットな関係でシビックテックについて話せる場や仕組みづくりに取り組んでいます。
今回はその活動について、ITをどのように活用しているか等について講演いただきました。
【ワークショップ2】〜普段の活動を見直し、課題に合った便利ツールを探してみよう〜
ファシリテーター:雄谷 峰志氏(一般社団法人Code for Kanazawa)
「ワークショップ1」で議論された課題について、どのように解決が可能かをより具体的に考えるワークショップを行いました。
1つの課題を選択し、その解決方法と、解決するために必要なITツールを各テーブルで調査し、検討しました。
【インプット3】誰でも簡単なアプリが作れる、ノーコード開発ツール「Glide」体験セミナー
登壇:佐々木 修吾氏(一般社団法人Code for Kanazawa)、雄谷 峰志氏(一般社団法人Code for Kanazawa)
プログラムを書かずにアプリが作成できるツール「Glide」を体験するセミナーを行いました。
まずはノーコードツールの概要について雄谷さんから説明を行い、
その後、代表的なノーコードツール「Glide」を利用したサンプルアプリの作成について、佐々木さんから説明を行いました。
参加者は持参したPCなどを利用し、実際にGlideの操作を体験しました。
【ワークショップ3】〜無料のツールを実際に試して、面倒な作業とおさらば!しよう〜
登壇:佐々木 修吾氏(一般社団法人Code for Kanazawa)
「インプット3」に引き続き、各自Glideを操作し、アプリ開発に挑戦しました。
PCで作成したアプリを参加者のスマートフォンで表示させることに成功すると、プログラミングの知識がなくても短時間でアプリが作成できることに皆さん驚いておられました。
分からない点は学生ボランティアの皆さんがサポートに回ったり、参加者同士で教え合うなど、和気あいあいとした雰囲気でアプリ開発が進みました。