食品ロス対策
本市の家庭から排出される燃やすごみのうち、約33%は生ごみです。(令和4年度実施 金沢市ごみ組成調査結果)食品ロスを減らすことで、生ごみを減らすことができます。
食品ロス削減推進計画
市内における食品ロスの削減を継続的・計画的に推進するため、令和3年2月「金沢市食品ロス削減推進計画」を策定しました。
計画について詳細は下記リンクからご覧ください。
目次
食品ロスとは
食品ロスとは、本来食べられるのに、以下の理由等により廃棄されている食品のことです。
- 家庭から出る食品ロス
- 調理に使い切れず、余ってしまった【買いすぎ】
- 消費期限や賞味期限が切れてしまった【期限切れ】
- 調理の時に本来食べられる部分を捨ててしまった【過剰除去】
- 食べきれずに捨てられてしまった【食べ残し】
- 事業者から出る食品ロス
- 製造や流通の過程での過剰生産、規格外品
- 飲食店での食べ残し
- 店舗での売れ残り
食品ロスの現状
食品ロスはどのくらい?
日本では、年間約523万トンもの食品ロスが発生しています(令和3年度推計値、令和5年6月 農林水産省発表)。
国民一人当たりに換算するとおにぎり1個分の食べ物を毎日捨てていることになります。また、飢餓に苦しむ国に対する全世界からの食糧援助量(約440万トン/2021年)の約1.2倍の量の食べ物が捨てられています。
食べたいのに食べられない人がいる一方で、私たちは大量の食べ物を毎日廃棄しているのです。
食品ロスの約半分は「家庭」から
日本の食品ロス量の内訳は、食べ残しや過剰除去などの家庭から発生するものが約244万トン、食品の製造・流通・販売の過程で生じる規格外品、返品、売れ残りや飲食店での食べ残しなどの事業者から発するものが約279万トンです。
金沢市では、家庭から出る燃やすごみのうち9.2%が食品ロス(手つかずの食品5.1%、食べ残し4.1%)という結果となっています。(令和4年度組成調査より)
食品ロス削減のためにできること
食品ロスを減らすためには、わたしたち一人ひとりが食べ物の大切さを認識し、「食べ物を捨てるのはもったいない!」という意識を持って行動することが必要です。
毎日のちょっとした心がけで、食品ロスを削減しましょう!
【家庭】買い物に出かけるときや料理を作るときに、次のことを実践しましょう
- 買い物に出かける前に、冷蔵庫を確認しましょう。
- ばら売り、量り売りを利用して必要な分だけ購入しましょう。
- すぐに使う食品は、商品棚の手前から取りましょう。
- 賞味期限・消費期限を正しく理解しましょう。
- 週に1回は「冷蔵庫一掃デー」(消費期限が近い食材を使い切る日)を設定しましょう。
- 使いきり、食べきりを意識して、食材の保存や在庫管理の方法を工夫しましょう。
- 自分が食べきれる量(適量)を見つけましょう。
- 家族の予定を把握し、必要な分だけ料理を作りましょう。
- いつも捨てていた部分を工夫して、食材を使いきりましょう。
【外食時】注文するときや食べきれないときに、次のことを実践しましょう
外食時は’食べきり’を実践!「いいね・食べきり推進店」を利用しましょう!
- 食べきれる量のメニューを選びましょう。
- 初めてのお店では、1人前の量を確認しましょう。
- 食べきれないと思ったときは、「小盛りにできますか」と聞いてみましょう。
- 食べられない食材があるときは、「○○を入れないでもらえますか」と聞いてみましょう。
【宴会時】食べ残しを減らし宴会を楽しく過ごすために、次のことを実践しましょう
- 人数や年齢をふまえ、適量注文に心がけましょう。
- 幹事さんや司会の方は、宴会中に「食べ残しのないように」の声かけをしましょう。
- 酒宴の席では、開始30分、終了10分など、席をたずにしっかり食べる時間をつくりましょう【30・10(さんまるいちまる)運動】
- 料理がたくさん残っているテーブルから、少ないテーブルへ料理を分けましょう。
【その他】支援を必要としている人のために、食品を有効に活用しましょう
フードドライブ・フードバンク活動に協力しましょう。
(注意)家庭で余っている食品や食品企業の製造工程で発生する規格外品などを福祉団体・施設等に寄附する活動
食品の期限表示を正しく理解しましょう
食品の期限表示は、「賞味期限」と「消費期限」の2種類があります。
いずれも開封していない状態で、表示されている保存方法で保存した場合の期限が表示されています。
消費期限 | 賞味期限 | |
---|---|---|
意味 | 食べても安全な期限 | おいしく食べることができる期限 |
表示方法 | 年月日表示 | 期限が
|
対象となる食品 | 傷みやすい食品 (牛乳、弁当、生めん 等) |
比較的保存のきく食品 (お菓子、カップ麺、缶詰 等) |
「賞味期限」は「おいしく食べることができる期限」です。
この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
食品ロスをなくそう! 金沢市の取組み
いいね・食べきり推進店
金沢市では、料理の食べ残し等の削減を実践していただいている市内の飲食店等を「いいね・食べきり推進店」として登録し、市民の皆さまの‘食べきり‘を推進する取組を実施しています。
合言葉は「いいね・食べきり」
みんなで食品ロスをなくし、食べ物に感謝の心を広げませんか?
詳しくは下記リンクをご覧ください。
フードドライブ活動
フードドライブとは、ご家庭で余っている食品を持ち寄り、福祉団体などに寄贈する活動です。
市では、市役所第二本庁舎、保健所(駅西福祉健康センター)、泉野・元町福祉健康センターの4カ所にて定期的に受付窓口を設置し、食品を受け付けています。
場所 | 曜日 | 時間 |
---|---|---|
第二本庁舎 1階 ゼロカーボンシティ推進課 |
月曜日~金曜日 | 9時~17時45分 (30分無料地下駐車場有) |
保健所(駅西福祉健康センター) | 毎週 火曜日 | 10時~14時 |
泉野福祉健康センター | 第1・3・5 月曜日 | 10時~14時 |
元町福祉健康センター | 第2・4 金曜日 | 12時~14時 |
(注意)各会場、祝日・年末年始を除きます。
フードドライブの詳しい内容については下記リンクをご参照ください。
フードシェアリングサービス
金沢市は、事業者からの食品ロスを削減するため、フードシェアリングアプリ「TABETE(タベテ)」を活用したフードシェアリングサービスの普及を図っています。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
食品ロス削減啓発動画
もったいない「食品ロス」について学んで、とってもカンタン「お皿でお絵かき♪とりの炊き込みごはん カレー風味」に挑戦しよう!
(注意)下記リンクをクリックすると金沢市公式YouTubeチャンネルにジャンプします。
オンラインE~COとクッキング ~食品ロスをへらせる炊き込みごはん~(金沢市公式YouTube)
リーフレット
食品ロス削減啓発リーフレット
日本全体及び金沢市の食品ロスの現状、食品ロスを減らすためにわたしたちができること、市が行っている食品ロス削減のための施策など、幅広い内容が掲載されております。是非、ご覧ください。
#ごみ減チャレンジコミック
金沢美術工芸大学の学生による「家庭ごみの減量」をテーマとしたオリジナルコミック作品のご紹介です。食品ロスを含むごみの減らし方等について楽しく学べるものとなっておりますので、下記リンクより是非ご覧ください!
この記事に関するお問い合わせ先
ゼロカーボンシティ推進課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市柿木畠1番1号
電話番号:076-220-2507
ファックス番号:076-260-7193
お問い合わせフォーム