環境衛生施設における新型コロナウイルス感染症への対応について
概要
中華人民共和国湖北省武漢市で集団発生の報告があった非定型肺炎について、世界保健機関(WHO)は当該肺炎患者の検体から新型コロナウイルスが検出されたと認定しました。
現在、世界的に新型コロナウイルス感染症の流行が確認されており、日本国内においても、依然として感染者の増加が報告されています。
つきましては、環境衛生施設(公衆浴場・温泉、理美容所・クリーニング所、特定建築物、水道施設等)での感染拡大を防止するため、以下の事項にご留意いただき、適切に対応いただきますようお願いいたします。
環境衛生施設における対応
- 利用者に咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策をするよう推奨すること。
(注意) 手指の消毒には、消毒用アルコール(70%)が有効です。 - 利用者がよく触れる場所(ドアノブ、手すり、蛇口レバー、自動販売機のボタン、エレベーターのボタン等)をこまめに消毒すること。
(注意) 物の消毒には、次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効です。
市販の塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウム濃度は5~6%です。使用方法に従い、適宜希釈してご使用ください。 - 公衆浴場における貸しタオルや貸し着衣、理美容所におけるタオル等は利用者毎の使用とし、使用済みのものと未使用のものの保管場所を明確に区別すること。また、使用済みのものの洗濯の際は消毒の工程を取り入れることをおすすめします。
- 従業員に対し、咳エチケットや手洗い等、通常の感染対策を行わせるとともに、健康状態の確認を行う等、健康管理にも注意を払うこと。
厚生労働省より、新型コロナウイルス感染症患者等が使用した物として引き渡されたリネン類または寝具類の取扱いについての事務連絡がありましたので、ご覧ください。
新型コロナウイルス感染症患者等が使用した物として引き渡されたリネン類の取扱いについて(令和2年4月24日事務連絡) (PDFファイル: 38.8KB)
医療機関における新型コロナウイルスに感染する危険のある寝具類の取扱いについて(令和2年4月24日事務連絡) (PDFファイル: 584.3KB)
厚生労働省より現在使用が制限されている施設等の使用を、今後再開する際、レジオネラ症への感染防止対策について、事務連絡がありました。参考にすべき衛生管理要領等が掲載されていますので、ご覧ください。
施設の使用再開に伴うレジオネラ症への感染防止対策について(令和2年5月13日事務連絡) (PDFファイル: 53.1KB)
各業者の団体において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防ガイドラインが策定されています。
特に環境衛生関係では、以下の業種でガイドラインが公表されています。ご覧ください。
演芸場
理容業
全国理容生活衛生同業組合連合会 (PDFファイル: 481.6KB)
美容業
全日本美容業生活衛生同業組合連合会 (PDFファイル: 479.1KB)
クリーニング業
一般社団法人日本ダストコントロール協会 (PDFファイル: 220.7KB)
公衆浴場業
全国公衆浴場業生活衛生同業組合連合会 (PDFファイル: 468.6KB)
特定建築物
新型コロナウイルス感染症対策では、リスク要因の一つである換気の悪い密閉空間の改善が重要である。今回、特定建築物以外の建築物についても法律で努力義務が課せられているので、厚生労働省より換気状況の改善に関する通知が発出されました。以下ご覧ください。
特定建築物以外の建築物における換気状況の改善の推進について(令和3年10月27日事務連絡) (PDFファイル: 99.9KB)
(別添)中小ビルの所有者・ビルを利用される皆さまへ (PDFファイル: 1.2MB)
関連リンク集
この記事に関するお問い合わせ先
衛生指導課(環境衛生係)
郵便番号:920-8533
住所:金沢市西念3丁目4番25号
電話番号:076-234-5114
ファックス番号:076-220-2518
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