避難情報と警戒レベルについて

避難情報と警戒レベル

   令和元年台風第19号(令和元年東日本台風)において、本来避難すべき避難勧告のタイミングで避難せず、逃げ遅れにより被災する者が多数発生し、避難勧告と指示の違いも十分に理解されていないなどの課題が顕在化し、その課題解決の検討を行うため内閣府が設置した「令和元年台風第19号による災害からの避難に関するワーキンググループ」等からの報告により、令和3年5月に災害対策基本法の一部が改正され、併せて「避難勧告等に関するガイドライン」も「避難情報に関するガイドライン」に改正されました。これを受けて、本市では、頻発する自然災害に対応して、災害時における円滑かつ迅速な避難の確保及び災害対策の実施体制の強化を図るため、令和元年度に作成した「防災情報シート」について、金沢市の公式Twitter・LINE・アプリなどのQRコードを追加し防災気象情報・避難情報を充実させ、居住地における浸水・土砂災害区域等のハザードや、避難のタイミング等の確認項目欄を設ける等の見直しを行いました。

行動を促す情報と警戒レベルの関係
警戒レベル 市民がとるべき行動 気象情報・避難情報等
警戒レベル5 災害が発生又は切迫している状況であり、直ちに安全確保行動をとる! 緊急安全確保(注釈)
警戒レベル4
  • 危険な場所から全員退避する。
  • 指定緊急避難場所等への立退き避難を基本とする避難行動をとるが、災害が発生するおそれが高い状況で、立退き避難はかえって命に危険を及ぼしかねないと自ら判断する場合は、近隣の安全な場所への避難や建物内のより安全な部屋への移動等の緊急の避難をする。
避難指示
警戒レベル3 避難に時間を要する高齢者等の要配慮者は危険な場所から立退き避難し、その他の方は立退き避難の準備又は危険を感じたら自主的に避難する。 高齢者等避難
警戒レベル2 ハザードマップ等により災害リスク、避難場所や避難経路、避難のタイミング等の再確認、避難情報の把握手段の再確認・注意など、避難に備え自らの避難行動を確認する。
  • 大雨注意報
  • 洪水注意報
(気象庁が発表)
警戒レベル1 防災気象情報等の最新情報に注意するなど、災害への心構えを高める。 早期注意情報
(気象庁が発表)

 (注釈)「緊急安全確保」は可能な範囲で発令されるもので、必ず発令されるわけではありません。

避難情報に関するガイドラインの詳細は内閣府のホームページをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理課
郵便番号:920-0999
住所:金沢市柿木畠1番1号
電話番号:076-220-2366
ファックス番号:076-233-9999
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