離乳食について
離乳食は食べる力を育てる第1ステップです。進み具合には個人差がありますので、お子さんの食欲や成長・発達の状況に応じて調整し、お子さんが嫌がる時には無理強いしないで、楽しく、おいしく食事ができるような雰囲気づくりを心がけましょう。
もぐもぐごっくん~離乳食の進め方~ (PDFファイル: 3.2MB)
離乳食はいつから始める?
個人差はありますが、生後5~6か月頃から始めます。赤ちゃんからのサインを確認して始めましょう。
〈赤ちゃんからのサイン〉
・首のすわりがしっかりしている
・支えると座れる
・食べ物に興味を示す
・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる
進め方のポイント
・はじめての食品は1品、1さじから与え、様子をみながら量・種類を増やしていきます。
・離乳食は授乳の前に与え、食べ終わったら母乳やミルクを与えます。
・お子さんは細菌への抵抗力が弱いため、衛生面(食材・道具等)に気を付け、離乳食は十分に火を通したものを与えましょう。
・乳児ボツリヌス症予防のため、はちみつとはちみつの入った食品や飲料は満1歳までは与えないようにしましょう。
・アレルギーの発症を心配して、離乳の開始や特定の食物の摂取開始を遅らせても、アレルギーの予防効果があるという科学的根拠はありません。保護者の判断で、アレルギー疾患の予防や治療を目的とした食物除去は行わないようにしましょう。離乳食を与えて、アレルギー症状(下痢、湿疹など)が見られたら、医師に相談しましょう。
離乳初期(5~6か月頃)の進め方
口に入った食べ物を舌で前から後ろへ送り、飲み込むことを覚えます。
・1日1回、なめらかにすりつぶしたおかゆから始めます。
・ヨーグルトくらいのなめらかさが目安です。
・おかゆに慣れたら野菜、ゆでてつぶした豆腐、白身魚、卵黄も順に試してみます。
・味付けは必要ありません。
離乳中期(7~8カ月頃)の進め方
口の前の方を使って食べ物を取り込み、舌と上あごでつぶす動きを覚えます。
・1日2回食にします。
・舌でつぶせる絹ごし豆腐くらいの固さが目安です。
・魚は白身魚から赤身魚へと進めます。
・卵は固ゆでにした卵黄から、慣れたら全卵を料理に使用します。
・牛乳は調理に使用します。
・肉類はやわらかく脂肪の少ないささ身から慣らしていきましょう。
離乳後期(9~11か月頃)の進め方
舌と上あごでつぶせないものを歯ぐきでつぶすことを覚えます。
・食事のリズムを大切に、1日3回食に進めましょう。
・食欲に合わせて離乳食の量を増やしていきます。
・歯ぐきでつぶせるバナナくらいの固さが目安です。
・手づかみ食べやコップ飲みの練習も始めましょう。
離乳完了期(1歳~1歳6か月頃)の進め方
口へ詰め込みすぎたり、食べこぼしたりしながら一口量を覚えます。
・自分で食べたい気持ちを尊重し、手づかみ食べを十分にさせましょう。
・1日3回の食事でとりきれない栄養を、1~2回の間食で補います。
・奥歯がまだ生えそろっていないので、肉だんごくらいの固さが目安です。
・お菓子や甘い飲み物を与えないようにしましょう。
離乳食についての教室
すくすく育児教室
7~8か月頃のお子さんと保護者の方を対象とした教室です。
詳しくはこちらをご覧ください。
しっかり食べよう教室
11ヶ月~1歳6ヶ月頃のお子さんの保護者の方を対象とした教室です。
詳しくはこちらをご覧ください。
離乳食についてのご相談
栄養ほっとライン
管理栄養士による電話相談です。
電話番号:076‐234‐1498
月曜日から金曜日 8時30分~17時00分(祝日、年末年始を除く)
ヘルシー食生活相談(予約制)
管理栄養士による個別相談です。
場所は駅西、泉野、元町の各福祉健康センターで行います。
詳しい日時やご予約は地域保健課までお問い合わせください。
電話番号:076‐234‐5102