飼い鳥に関する鳥インフルエンザ情報
令和5年1月6日に金沢市内において野鳥から鳥インフルエンザの発生が確認されました。
つきましては、鳥類を飼っている方におかれましては、飼い鳥に野鳥・野生動物等が接触しないよう注意していただくとともに、飼養場所等の定期的な消毒、飼い鳥の健康観察等の徹底をお願いします。
ただ、鳥インフルエンザが発生したからといって、直ちに家庭等で飼育している鳥が感染することはありません。家庭で飼われている鳥は、野外からの感染リスクも低いことから、安易に飼い鳥を手放したりすることのないよう、冷静な対処をお願いするとともに、下記のことに気をつけながら飼育してください。
鳥を飼育するときに注意していただきたいこと
野鳥と接触させない(ウイルスを持ち込まない)対策
- 野鳥や昆虫の侵入を防止する、できる限り屋外に出さず、屋内で飼育するよう心掛ける。
- ケージ等の破損がないか点検し、破損があれば修理する。
ケージ等のこまめな清掃・エサや水の衛生管理
- エサや水はこまめに取り換え、野鳥が飛来するような池や河川の水は使用しない。
- 清掃等をするときは手袋やマスク等を着用して行う。
- ケージ等については次亜塩素酸ナトリウムやエタノール等適宜使用して消毒を行う。
鳥との濃厚な接触は避ける
- 鳥の体や糞に触れた後は手指の洗浄消毒、うがいをしっかり行う。
- 鳥から人へ感染する他の疾病もあるので、口移しで餌を与える等の行為は控える。
飼っている鳥が死んでしまったら
鳥も生き物なのでいつかは死んでしまいますし、原因も様々です。
鳥が亡くなったからといって、直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありませんし、原因が分からないまま、鳥が次々と連続して死んでしまうということがない限りは鳥インフルエンザを心配する必要もありません。
多数の鳥を飼っている方で、原因が分からないまま、鳥が次々と連続して死んでしまうという場合には、死んだ鳥を素手で触ったりせず、速やかにかかりつけの動物病院に連絡してください。
鳥類を取り扱う動物取扱業者の方へ
鳥を扱う施設の清掃や消毒をこまめに実践し、施設内を常に衛生的に保つよう心掛けてください。また、作業後は手洗いやうがいを励行し、健康管理に注意してください。
野鳥と飼育している鳥が接触しないようにしてください。
鳥の死亡が急に増える等の異常が認められた場合には、かかりつけの動物病院にご相談いただくとともに、本市動物愛護管理センターまでご連絡ください。
野鳥が死んでいるのを見つけた場合は
野鳥も様々な原因で死にます。飼われている鳥と違って、餌が取れずに衰弱したり、環境の変化に耐えられずに死んでしまうこともあります。また、野鳥が死んだ場合には、鳥インフルエンザウイルスだけでなく、様々なウイルスや細菌、寄生虫が人に感染するのを防ぐことが必要です。野鳥が死んでいるのを見つけたときは、こうしたウイルスや細菌、寄生虫に感染しないよう、死んだ鳥を素手で触らないようにしましょう。死んだ鳥を見つけた場合は、金沢市農業水産振興課(076-220-2213)にご連絡ください。