金沢市の都市宣言

都市宣言

(12)男女共同参画都市宣言(平成25年12月16日議決)

 私たちのまち金沢は、市民一人ひとりが、歴史と伝統に学び、個性豊かな風格と活力のあるまちづくりを進めてきた。
 すべての人が性別にかかわりなく尊重される社会の実現のためには、市民一人ひとりが互いの違いを認め、あらゆる分野に平等な立場で参画する機会が確保されるとともに、国際社会における取り組みと協調し、連携を深めていくことが重要である。
 よって、私たちすべての市民は、次代を生きる若者や子供たちが個性と能力を発揮できる未来とするため、男女共同参画都市となることを宣言する。

(11)グッドマナー実践都市宣言 (平成19年9月19日議決)

 私たちのまち金沢は、豊かな自然環境と生活文化に恵まれ、その中で市民のまちへの愛着や他者への思いやり、助け合いの心が育てられてきた。
 しかし、近年、一部の人の心ない行為やマナーの欠如が、多くの人々の心を傷つけ、良好な社会関係を乱すことともなっている。
 人々がお互いに仲良く、気持ちよく暮らしていくためには、一人一人が公共のルールを守り、他者や環境に優しい心配りをすることが必要である。これが人間社会存立の条件であり、基本でもある。
 このため、まちと市民の暮らしが麗しく、明るく、生き生きとなるよう、また、金沢を訪れる方々を温かく迎えるためにも、すべての市民がグッドマナーの実践に励むことを宣言する。

(10)健全な社会環境形成都市宣言 (平成19年3月15日議決)

 私たちのまち金沢は、個性ある歴史と伝統文化を重んじた気品あるまちづくりの推進によって、市民の豊かな精神をはぐくみ、健全で良好な社会環境を形成してきた。
 しかし、近年、風紀を乱す行為や地域の実情を無視した事案の発生により、地域社会の連帯や金沢のよきコミュニティーが危機に瀕している。
 先人が築き上げたまちの風格と気品を後世に引き継ぐことは、今に生きる私たちの使命である。
 このため、私たちすべての市民は、日常生活に悪影響を及ぼすいかなる行為をも断固排除するとともに、地域社会の連帯と金沢のコミュニティーを守り、健全な社会環境の形成に努めていくことを宣言する。

(9)安全・安心都市宣言 (平成18年3月8日議決)

 子どもは、私たちの宝である。
 住まいは、私たちの憩いと寛ろぎの空間である。
 食は、私たちの生命の根源である。
 災いは、私たちの安寧な生活と財産を脅かすものである。
 近年の社会情勢は、これらに対する不安や脅威が著しく、私たちの暮らしを憂慮させる状況にある。
 私たちすべての市民は、安全で安心な暮らしを守るため、これまで地域の中で手をとり合いながら育んできたかけがえのないこのまちに住み続けたいと切に願う。
 この願いを込めて、私たちは、誰もが心豊かに暮らせる安全で安心なまちづくりに努めていくことを宣言する。

(8)金沢ファッション産業都市宣言 (平成16年6月22日議決)

 私たちのまち金沢は、かおり高い伝統文化を培い、独創性に富む職人の技を受け継ぎ、蓄積された学術とのつながりをもって、独自の産業・文化を発展させてきた。
 この土壌を活かし、繊維はもとより、生活文化すべてにかかわるファッションの分野において、質の高いものづくりを推進し、新たな産業を育て、都市の活力をさらに高めようとするものである。
 このため、私たちすべての市民は、

  • 1 異文化(いぶんか、異業種との交流、融合によるファッション産業の振興
  • 1 産業と学術の連携によるファッション研究の推進
  • 1 豊かな感性あふれるファッション創造のための人材育成

を基本に、世界をリードするファッション産業都市づくりを進めていくことを宣言する。

(7)環境都市宣言 (平成10年3月26日議決)

 私たちのまち金沢は、街なかを潤す幾つもの川の流れ、段丘(だんきゅう)を彩る樹々(きぎ)の緑に加え、豊かな自然の恵みに培われた文化や、歴史の息づく街並みを資産とし、日本の美しい風情を伝える世界のなかの環境都市をめざすものである。
 このため、私たちすべての市民は、

  • 1 人と自然が共生する風土の継承
  • 1 環境を思いやるやさしい心の養成
  • 1 資源の循環を考えた事業と地域活動の実践

を基本に、温暖化防止などすべての生命をはぐくむ地球環境を守り、心やすらぐ都市環境をより健全なものとして、後世に引き継(つ)いていくことを宣言する。

(6)世界工芸都市宣言 (平成7年9月26日議決)

 私たちのまち金沢は、香り高い伝統文化と四季折々の美しい自然の中で、多くの名工を輩出し、世界に誇る幾多の手技による名品を生み出すとともに、市民生活の中に格調高い技と美に対する豊かな感性をはぐくんできた。
 私たちすべての市民は、

  • 1 美しい伝統的・文化的遺産と環境の保全
  • 1 伝統的で高度な技法・技術の継承と後継者の育成
  • 1 未来に向けた生き生きとした創造精神の発揚
  • 1 新しい独自の個性を持った創作活動の支援

を基本に、さらなる新しい「ものづくりのこころ」を世界に向け継承、発信していくことを宣言する。

(5)景観都市宣言 (平成4年3月23日議決)

 私たちのまち金沢は、恵まれた自然や地形を背景に、歴史的な街並みや、伝統にはぐくまれた文化をいまに伝え、美しく、個性豊かで魅力的なまちを形づくってきた。
 私たちすべての市民は、

  • 1 美しい自然と風土を保全する景観づくり
  • 1 伝統的・文化的な資産を継承する景観づくり
  • 1 環境に調和した新しい都市空間を創造する景観づくり

を基本に、さらに金沢らしい都市景観を形成していくことを宣言する。

(4)平和都市宣言 (昭和60年12月21日議決)

 われわれのふるさと金沢は、幸いにして戦火にさらされることなく、平和のうちに固有の伝統文化を築き上げてきた都市である。この貴重な文化遺産を守り、後世に伝えていくことは、われわれ市民に課せられた使命である。
 世界の恒久平和と核兵器の全面禁止・廃絶は、人類すべての願いであり、われわれはその実現に向けて不断の努力をしていかなければならない。
 わが金沢市は、既に世界の各都市と姉妹友好都市提携を行い、市民交流と友好親善の増進に努めているところであるが、世界平和と人類の限りない繁栄を希求し、金沢市が永遠の平和都市となることを内外に宣言する。

(3)緑の都市宣言 (昭和49年6月12日議決)

 緑は、すべての生命の根源であり、自然の健やかな脈搏そのものである。
 人類の生存と繁栄のために、失われゆく緑を回復し、保全し、発展させ、かけがえのない自然を守り続けたいと願う。
 この願いをこめて、
 私たちすべての市民は、うるわしい自然を今に伝える誇り高き"森の都(みやこ)金沢"を永遠の緑のまちにすることを宣言する。

(2)交通安全都市宣言 (昭和37年3月15日議決)

 近時、経済の進展にともなう都市交通の幅輳はいよいよ激甚となり、これによる交通事故の続出は大きな社会問題と化している。
 わが金沢市の交通事情も極めて深刻であり、市街地道路網の大部分は狭溢かつ幾多の曲折を有する路線であり、特に市街を両断する国道8号線の通過車両の激増は、市内の交通混雑に一層の拍車をかけている。このため頻発する交通事故件数は県下発生件数の半数を占め、人命に対する脅威はますますつのるばかりである。
 かかる交通禍の脅威を除き市民生活の安全を確保するため、交通環境の改善を推進するとともに、市民一丸となって安全交通の自覚に徹することの急務を痛感する。
 よって全市民とともに安全都市の理想を達成すべく、ここに金沢市を「交通安全都市」とすることを宣言する。

(1)世界連邦平和都市宣言 (昭和32年9月26日議決)

 わが金沢市は世界の永久平和実現のため、世界連邦建設の趣旨に賛同し、全世界の人々と相携(あいたずさ)えて人類福祉の発展のために努力する平和都市であることを宣言する。

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