市・県民税の公的年金からの特別徴収について

公的年金からの特別徴収Q&A

質問

なぜ公的年金から特別徴収するのですか。また、そのことによるメリットはありますか。

回答

公的年金を支給する厚生労働省などの年金保険者が市・県民税を年金から特別徴収(引き落とし)を行うことにより、公的年金を受給し市・県民税を納税する義務のある方が、金融機関に出向いて納税する手間が省かれるとともに、市区町村の事務の効率化が図られます。

質問

公的年金からの特別徴収制度によって、税額は増えますか。

回答

税金の徴収方法は変更になりますが、新たな税負担は生じません。

質問

公的年金からの特別徴収制度は、金沢市に住んでいる者だけが対象なのですか。

回答

この制度は、平成20年4月に地方税法の改正により決定され、平成21年10月から全国の市区町村で実施されています。

質問

公的年金とは何ですか。

回答

公的年金とは、次に掲げる年金のことであり、ここでは恩給も含んで使っています。

  1. 国民年金法、厚生年金保険法、公務員の共済組合法などの規定による年金
  2. 過去の勤務により会社などから支払われる年金
  3. 外国の法令に基づく保険又は共済に関する制度で1.に掲げる法律の規定による社会保険又は共済制度に類するもの

質問

2つ以上の公的年金を受給していますが、どの年金から特別徴収されるのですか。

回答

市・県民税が特別徴収される公的年金は、国民年金法に基づく老齢基礎年金等の老齢又は退職を支給事由とする公的年金で、対象となる年金が2つ以上ある場合には、1つの年金から引き落としされます。
具体的には、介護保険料が特別徴収されている年金から市・県民税が特別徴収されることになります。

質問

遺族年金や障害年金の取り扱いはどうなりますか。

回答

遺族年金や障害年金は、市・県民税では非課税となっていますので、特別徴収の対象となる市・県民税額には含まれません。また、遺族年金や障害年金から特別徴収を行うこともありません。

質問

他市町村へ転出した場合は、特別徴収は続くのですか。

回答

一定要件の下、特別徴収が継続されることとなります。

質問

年度途中で公的年金に係る税額や年金額等が変わった場合はどうなりますか。

回答

一定要件の下、特別徴収が継続されることとなります。

質問

特別徴収されていた人が年度途中で亡くなった場合、どのような手続きが必要ですか。

回答

年金受給者が亡くなったときは、それぞれの年金保険者へ届出をしていただく必要があります。
金沢市に対しては、死亡届を提出していただければ、市民税課へご連絡いただかなくても市・県民税の特別徴収は中止され、普通徴収の方法で納付していただくことになります。

質問

年金からの特別徴収をやめ、普通徴収を選択することはできますか。

回答

本人の希望による徴収方法の選択は認められていないため、納税方法を変更することはできません。

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