公園づくり

公園づくり

公園づくり

市民提案(ていあん)型公園

金沢市では、平成9年から、住民の意見を取り入れた公園づくりをしています。
これを、「市民提案型の公園づくり」といいます。
住民の意見を聞きながら、公園をつくるくわしい知識(ちしき)をもった設計(せっけい)コンサルタント(指導(しどう)・助言をする専門家(せんもんか))の助けを借りて、計画を進めていきます。

具体的にどのように進んで行くのか、見てみましょう。

「みいけ公園」の公園づくりの流れ

平成13年、金沢市三池町に市民提案型の公園をつくる計画が始まりました。

平成13年5月

公園にてきした土地をさがします。三池町の住宅地(じゅうたくち)に位置している、広さ約1600平方メートルの水田の跡地(あとち)を利用して公園を作ることになりました。

住宅に囲まれた芝生の生えていう土地の写真

水田の跡地

平成13年6月

机に向かい子供たちが集まりワークショップをしている様子の写真

説明会・ワークショップ

三池町町会に対して、市役所の職員(しょくいん)が市民提案型の公園について説明し、近くに住む人が利用しやすい良い公園を作るための提案をしてくれるようにお願いします。町会では、住民に対して「こんな公園にしたい」「公園にほしいもの」などのアンケートを行います。

平成13年7月〜8月

加美が奈良部らえた机を囲み子供たちが集まり、奥で大人たちも話し合いをする様子の写真

ワークショップ

  • アンケートを参考に、どんな公園になったら良いかを、町会の子どもから高齢(こうれい)の方まで、いろいろな人たちが集まって話し合います。
    これをワークショップといいます。
    また、他の公園を参考にしたり、年齢別に公園に対する意見を聞くワークショップも行います。
  • ワークショップで出てきた意見をもとに、具体的な公園の図面を作り、予算の見積りをするなど、内容(ないよう)をまとめた資料(しりょう)作りをはじめます。
    同時に、住民とコンサルタントで、公園の出来上がり図を見ながら、さらに具体的なものにしていきます。
  1. 地域(ちいき)のイベントや、子ども会の行事ができる公園。
  2. 休憩(きゅうけい)したり、話をしたり、のんびりできる公園。
  3. いろいろな施設(しせつ)・設備(せつび)をたくさん置かないでスッキリした公園
    (防犯(ぼうはん)上、周囲から公園内の見通しがきくように)

という意見がありました。

多目的広場や水飲み場などの位置を示した図面

公園の図面

平成13年9月

市役所は住民から出た意見をもとに、さらに良い公園になるように住民と一緒(いっしょ)に考えます。ここでは、できるだけ住民の要望を取り入れるようにします。
また、危険(きけん)が無いこと、車いすなどで身体に障害のある人も気軽に利用できる公園づくりについて話し合います。

平成13年10月〜平成14年3月

公園の計画が決まれば、実際(じっさい)の工事の準備(じゅんび)に入ります。設計図を作ったり、費用の計算をしたりします。どんな遊具を置くのか、ベンチや時計などの設備はどうするのか、どんな木を植えるのかなど、具体的なことがどんどん決まっていきます。

平成14年6月〜12月

公園を作ってくれる業者に工事のお願いをし、工事が始まりました。
公園に置く遊具などの材料や、植木の注文をします。
12月には、約半年かかった造成工事が完了しました。

小さい丘や遊具などがある整備された公園の写真

みいけ公園造成工事完了

平成15年1月〜3月

樹木(じゅもく)や芝生(しばふ)を工事で植えた後、市の検査(けんさ)を受けて公園づくりは完了(かんりょう)です。
3月には、完成を祝って記念式典が開かれました。

公園の式典で大人や子供がテープを切る様子の写真
花壇に赤黄色青の様々な花を植えている様子の写真

みいけ公園完成記念式典

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