液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れによる健康被害について
独立行政法人国民生活センターから厚生労働省に対し、液体の入ったスマートフォンケースからの液漏れによる健康被害について情報提供がありました。
国民生活センターが調査した結果、スマートフォンケースに封入された液体は灯油に組成が近い鉱物油であり、この液体が数時間程度、皮膚や衣服に付いたままにしておくと、化学やけどを起こす危険性があることが分かりました。
つきましては、スマートフォンの製造又は輸入の事業を行う関係業者におかれましては、今後同様の事故の再発防止のため、下記の事項について留意していただきますようお願いします。
- 液体の入ったスマートフォンケースの製造又は輸入の事業を行う者(以下「製造業者等」という。)においては、ケースに封入された液体に含有されている化学物質について、皮膚に付着した場合を考慮して人への健康影響等を確認するとともに、人への健康被害が生ずることのないよう安全性に配慮した製品を取り扱うこと。
- 液体の入ったスマートフォンケースの販売の事業を行う者においては、自社が販売するスマートフォンケースの安全性をその製造業者等を通じて確認し、人への健康被害が生ずることのないよう安全性に配慮した製品を販売するよう努めること。
もし、封入された液体が皮膚に触れてしまった場合は、多量の水と石けんですぐに洗い流し、液体が皮膚に接触した状態で長時間放置しないようにしてください。また、必要があれば医療機関を受診してください。
この記事に関するお問い合わせ先
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