旧本多家住宅長屋門

きゅう ほんだけじゅうたく ながやもん

加賀(かが)八家(はっか)(加賀藩重臣の門閥)の本多家分家・本(ほん)多(だ)内記(ないき)家(け)の長屋門で、三度の移築を経て現在地に至ります。建築年代は江戸末期で、当初の所在地は不明です。
長屋門とは、見張りの部屋や奉公人の生活空間が門と一体となったものです。
仲間(ちゅうげん)や小者(こもの)と呼ばれる武家の奉公人はここに住み込み、門番やお供などの仕事を行っていました。
現在金沢の旧市街地において長屋門形式が確認できるのは、当門を含め六棟のみです。その中でもこの門は、この地が加賀藩重臣級の武家屋敷地であった面影を残す遺構として貴重です。


金沢市指定文化財

  • 種別 建造物
  • 登録 平成15年7月1日
正面全景

正面全景

見張りのための窓で、武者窓という。

見張りのための窓で、武者窓という。

昭和31年頃の姿。

昭和31年頃の姿。

旧城下町区域の文化財(多言語解説)

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