蓮昌寺山門(日本語)
れんじょうじ さんもん
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この山門は高麗門(こうらいもん)とよばれる形式で、2本の本柱の上に屋根をのせ、本柱の後方にそれぞれ控柱を立て、本柱と控柱の間にも小さな屋根をのせるのが特徴です。
お城の門に多く用いられる形式で、一般的には装飾の少ないものですが、当門では、蟇股(かえるまた)状に飾った笈形(おいがた)付きの束を冠木(かぶき)上に2つ並べ、そこから突き出る女梁(めばり)には絵様・繰形(えよう・くりがた)を施すなど、細部意匠を装飾的とすることも特徴です。
細部様式から19世紀前期に建てられたと推測されます。同じく卯辰山麓寺院群にある市指定文化財・妙泰寺山門も同じ高麗門形式です。
金沢市指定文化財
- 種別:有形文化財 建造物
- 指定:平成16年4月21日
![門入口上部に暖簾が掛かっている蓮昌寺山門の全景写真](http://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/images/group/22/07_renjyouji.jpg)
全景
![木像造り瓦屋根の蓮昌寺山門を内側から撮影した写真](http://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/images/group/22/07_renjyouji_kourai.jpg)
高麗門の構造(内側から撮影)
![屋根の内側にある墓股状に飾られた笈形の写真](http://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/images/group/22/07_renjyouji_kaerumata1.jpg)
蟇股状に飾った笈形
![軒裏に絵様・繰形が施された蓮昌寺山門の女梁の写真](http://www4.city.kanazawa.lg.jp/material/images/group/22/07_renjyouji_mebari.jpg)
絵様・繰形が施された女梁