松月寺のサクラ

しょうげつじのさくら

 この大桜は慶安元年(1648年)、松月寺の至岸和尚が隠居中の前田利常(加賀藩三代藩主)から小松城内にあったものを拝領し、当地に移植したものと伝わっています。儒者・室鳩巣(むろきゅうそう)が「遊松」「月寺看桜花」の詞を作ったのもこの桜を見てのことです。藩政期、この桜は大変尊重され、藩主の行列であっても槍を伏せて樹下を通行したといわれています。
 和名はショウゲツジザクラとされ、ヤマザクラの系統と見られます。葉・花ともに大きく、花の径は4.0~4.5センチメートルになります。


国指定天然記念物
  指定 昭和18年8月24日

塀を突き破ったようにして立つ松月寺のサクラの写真
松月寺のサクラのアップ写真
山門と一緒に写っている松月寺のサクラのアップ写真
塀を突き破ったようにして立つ松月寺のサクラを道路側から撮影した写真
塀を突き破ったようにして立つ松月寺のサクラを歩道側から撮影した写真

4月中旬から下旬にかけて満開になる

寺町寺院群とその周辺の文化財(多言語解説)

この記事に関するお問い合わせ先

文化財保護課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市広坂1丁目1番1号
電話番号:076-220-2469
ファックス番号:076-224-5046
お問い合わせフォーム