松月寺のサクラ
しょうげつじのさくら
Shogetsuji Temple Cherry Blossom Tree
この大桜は慶安元年(1648年)、松月寺の至岸和尚が隠居中の前田利常(加賀藩三代藩主)から小松城内にあったものを拝領し、当地に移植したものと伝わっています。儒者・室鳩巣(むろきゅうそう)が「遊松」「月寺看桜花」の詞を作ったのもこの桜を見てのことです。藩政期、この桜は大変尊重され、藩主の行列であっても槍を伏せて樹下を通行したといわれています。
和名はショウゲツジザクラとされ、ヤマザクラの系統と見られます。葉・花ともに大きく、花の径は4.0~4.5センチメートルになります。
国指定天然記念物
指定 昭和18年8月24日