かなざわ次世代エネルギーパーク

次世代エネルギーパークとは?

楕円形の街並みの中を山から流れた2本の川が海へと流れ出ている様子のイラスト

次世代エネルギーパークとは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーをはじめとした次世代のエネルギーについて、小学生から高齢者まで国民各層が実際に見てふれる機会を増やすことを通して、地球環境と調和した将来のエネルギーのあり方について理解を深めることを目的とし、次世代エネルギー設備や拠点施設を経済産業省資源エネルギー庁が認定し推進しているものです。

かなざわ次世代エネルギーパーク

 金沢市では、「エネルギー自立都市」の実現に向けて、これまで個々に再生可能エネルギーの導入を進めてきましたが、まち全体を『かなざわ次世代エネルギーパーク』と位置づけ、再生可能エネルギーの導入計画を総合的に展開し、「金沢らしい」次世代エネルギーのあり方を広くアピールするものであり、金沢市は平成26年度に認定されました。

3つの拠点施設を持つかなざわ次世代エネルギーパーク

西部環境エネルギーセンター

雲がかかった空の下に白い大きな建物が立っている西部環境エネルギーセンターの外観写真

西部環境エネルギーセンター

 平成24年度に稼動を始めたごみ処理施設。1日に最大340トンのごみを処理することができ、ごみを燃やすことによって発生した熱を利用するバイオマス発電を行っています。
 発電した電気は施設内で使用のほか、戸室リサイクルプラザへも送電し、余剰電力は売電しています。また、余熱利用として施設内や近隣施設に温水を供給しています。
 「見て・ふれて・学べる」環境学習コーナーを備えた拠点施設です。

  • 新エネルギーの種類
    バイオマス(廃棄物)・太陽光
  • 最大発電出力
    (バイオマス) 7,000キロワット
  • 最大発電出力
    (太陽光) 15キロワット

戸室リサイクルプラザ

屋根には太陽光発電のパネルがついていて、手前が半円形の形になっている戸室リサイクルプラザの外観写真

戸室リサイクルプラザ

 タマゴ型の特徴ある建物屋上にある太陽光発電は、施設使用電力の約半分をまかなっています。また、太陽熱で発生した温水は施設内の浴場でも利用しています。3R(リデュース・リユース・リサイクル)を楽しく学べる環境情報コーナーや、粗大ごみとして出されたもので、まだ使えそうな家具を修理し、再生品として販売する再生品展示コーナーもあります。

  • 新エネルギーの種類
    太陽光・太陽熱・風力
  • 最大発電出力(太陽光)
    70キロワット
  • 最大発電出力(風力)
     0.3キロワット

城北水質管理センター

白くて卵のような形をした城北水質管理センターの外観写真

 下水処理の工程で発生するバイオガスを有効利用した発電施設。発電した電力は施設内で使用しています。また、発電時に発生する熱は下水消化タンクの加温に有効利用しています。

  • 新エネルギーの種類
    バイオマス(消化ガス)
  • 最大発電出力(バイオマス)
    200キロワット

見どころいっぱいのかなざわ次世代エネルギーパーク!

このほかにも、金沢市にはさまざまな再生可能エネルギー導入施設があります。

金沢市の再エネマップ

見どころいっぱい!かなざわ次世代エネルギーパークの地図
  1. 臨海水質管理センター
    バイオマス発電 360キロワット
  2. 金沢市保健所
    太陽光発電 10キロワット
  3. 金沢プール
    • 太陽光発電 60キロワット
    • ペレットボイラー 1時間あたり25,800キロカロリー
  4. 金沢駅広場
    太陽光発電 133.4キロワット
  5. 金沢市民芸術村(職人大学校)
    太陽光発電 10キロワット
  6. 額谷ふれあい体育館
    太陽光発電 20キロワット
  7. 東部環境エネルギーセンター
    バイオマス発電 3,000キロワット
  8. 本多公園
    水力発電 1キロワット
  9. 大桑防災拠点広場
    太陽光発電 100キロワット
  10. 末浄水場
    水力発電 42キロワット
  11. 金沢ゆわく小水力発電所
    水力発電 160キロワット
  12. 上寺津発電所ほか4カ所
    水力発電 合計33,430キロワット

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次世代エネルギーパーク普及啓発事業について

 本事業は、平成26年10月に経済産業省より認定を受けた「かなざわ次世代エネルギーパーク」の普及啓発を行い、「金沢らしい」次世代エネルギーのあり方を市民に広くアピールすることで、再生可能エネルギー及び温暖化防止の理解を深めることを目的としています。
 これまで以下のとおり「かなざわ次世代エネルギーパーク」施設見学ツアーを実施しています。

 

 

かなざわ次世代エネルギーパーク施設見学バスツアー

バイオマス発電(消化ガス)の説明を聞いている写真

城北水質管理センター

 夏休みを中心に市内の小学生たちと再生可能エネルギー施設をまわるバスツアーを行いました。楽しみながら地球温暖化について学ぶため、太陽光・風力・水力・バイオマス発電施設等を見学しました。

  • 対象者
    金沢市にお住まいの小学生親子
  • 参加者
    令和5年度   20組(44名)   
  • 内   容 

1.再エネ施設見学

  【城北水質管理センター】 

  • バイオマス発電(消化ガス)
  • 風力発電
  • 小水力発電

  【西部環境エネルギーセンター】 

  • バイオマス発電(廃棄物)
  • 太陽光発電 

2.工作教室(次世代エネルギーキット作り)

 

参加者からは「親子ともに勉強になるツアーだった」「次世代エネルギーについて知る良いきっかけになった」等のご感想をいただきました。

水のまち金沢「食・文化・エネルギー」探訪

上寺津発電所の様子をヘルメットを被った参加者たちが見学している写真

上寺津発電所

 第1回目のツアーは、全国唯一の市営水力発電所や、本多公園マイクロ水力発電設備等、金沢市の豊富な水資源を活かした水力発電設備導入施設の見学を実施しました。

  • 日時
    平成27年7月11日(土曜日)10時~15時30分
  • 参加者
    18名
  • 見学先
    1. 上寺津発電所
    2. 末浄水場小水力発電
    3. 鈴木大拙館
    4. 本多公園マイクロ水力発電
    5. 中村記念美術館

 参加者からは「これからは水や電気を大事に使おうと思った」、「金沢市で水力発電をして売電していることを知り、金沢市民としてうれしい」等のご意見をいただきました。

エネパを巡る「防災・食・文化」探訪

作業着姿の男性が横に立っている看板を指さしながら参加者達に説明をしている写真。

大桑防災拠点広場

 第2回目のツアーでは9月の防災月間に合わせ、再生可能エネルギー設備を導入した防災施設等の見学を実施しました。

  • 日時
    平成27年9月26日(土曜日)10時~15時30分
  • 参加者
    14名
  • 見学先
    1. 城北水質管理センター
    2. 浅野ポンプ場
    3. 大桑防災拠点広場
    4. 本多公園マイクロ水力発電
    5. 中村記念美術館

 参加者からは「金沢市がエコに対し積極的に取り組んでいることが分かった」、「防災について改めて考えたい」等のご意見をいただきました。

かなざわ今昔エコバスツアー

左側に畳のへやがあり、右側には見学者たちが集まっている写真

金沢湯涌江戸村

 第3回目のツアーは、金沢湯涌江戸村にて江戸時代の暮らしの知恵を見直すとともに、最新型の省エネ住宅の見学を実施しました。

  • 日時
    平成27年11月29日(日曜日)10時~15時30分
  • 参加者
    20名
  • 見学先
    1. 金沢湯涌江戸村
    2. いしかわエコハウス
    3. ヤマダ電機スマートハウス

 参加者からは「最近の省エネ住宅の進化ぶりにびっくりした」、「もったいないという気持ちを思い直して省エネに取り組みたい」等のご意見をいただきました。

金沢のまわる食とエネルギー探訪

椅子に座ったり、立ったりしながら参加者たちが右を向いて見学をしている写真

金沢市戸室リサイクルプラザ

 平成27年度最後のツアーは、現代の大量生産・大量消費を見直すことを目的に、展示リニューアルしたばかりの金沢市戸室リサイクルプラザ等の見学を実施しました。

  • 日時
    平成28年3月5日(土曜日)10時~15時30分
  • 参加者
    20名
  • 見学先
    1. 城北水質管理センター
    2. 金沢蓄音器館
    3. 金沢市戸室リサイクルプラザ

 参加者からは「あらためてリサイクルをもっと頑張りたい」、「環境に対して少しづつでも考え協力したい」等のご意見をいただきました。

この記事に関するお問い合わせ先

ゼロカーボンシティ推進課
郵便番号:920-8577
住所:金沢市柿木畠1番1号
電話番号:076-220-2507
ファックス番号:076-260-7193
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