誘導仕様基準(住宅)について

誘導仕様基準は仕様基準より高い省エネ性能の基準です。令和7年(2025)年4月より、建築物の省エネ基準の全面的な適合義務化、令和12(2030)年4月には、省エネ基準の引き上げ(ZEH水準)が予定されており、本ページでご紹介する『誘導仕様基準』が『仕様基準』と読み替えられる予定です。

木造一戸建て住宅の誘導仕様基準について

・断熱材の熱抵抗R

金沢市:6地域 充填断熱 外張断熱
屋根 5.7 4.8
天井 4.4 4.8
外壁 2.7 2.3
外気床 3.4 3.1
その他床 2.2 -
外気に接する基礎壁 1.7
その他の基礎壁 0.7

・開口部の熱貫流率U
熱還流率2.3以下
日射遮蔽対策(開口部の日射熱取得率0.59以下、ガラスの日射熱取得率0.73以下、付属部材を設けるもの、ひさし軒等を設けるもの)
・設備機器の仕様
暖房設備(ダクト式セントラル(ヒートポンプ、可変風量、室内ダクト)、パネルラジエーター(配管断熱)、(い)以上のルームエアコン)
冷房設備(ダクト式セントラル(ヒートポンプ、可変風量、室内ダクト)、(い)以上のルームエアコン)
※暖冷房設備を設置しない場合や入居後に設置する場合、又はまだ機器が決まっていない場合は誘導仕様基準不適合となります。
記載のない設備機器(床暖房など)を設置する場合は、チェックリストでは誘導基準への適否が確認できませんので、従来通りの計算方法で評価してください。
換気設備
全熱交換無(比消費電力0.3以下、径の太いダクトかつDCモーターのダクト式第一種、径の太いダクトのダクト式第二種又は第三種、壁付け第二種又は第三種)
全熱交換有(径の太いダクトかつDCモーターのダクト式第一種で有効換気量率0.8以上で温度交換効率70%以上)
給湯設備(石油潜熱回収型でモード熱効率84.9%以上、ガス潜熱回収型でモード熱効率86.6%以上、CO2冷媒のヒートポンプで年間給湯効率3.3以上)
※ヘッダー方式で13A以下かつ浴室の節水性能(手元止水:Aかつ小流量吐水:B)かつ高断熱浴槽(JISA5532)採用
照明設備(全ての室でLEDを採用)
※設備仕様によっては、仕様基準で判定できないものもございます。
その際は適合性判定を行い適合証を発行していただく必要がありますのでご注意ください。

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