兼六園花便り 令和3年11月29日(1313号)
風や雨に打たれたモミジや他の落葉樹は落葉して、日々庭園の景観は移ろっていきます。
針葉樹の多い“常磐ヶ岡”は、一面に落葉した松葉に敷き詰められて趣があります。
紅葉山ともいわれる“山崎山”も一面モミジやイチョウの絨毯です。
庭園を巡るとそれぞれに景色が変わります。
常盤ヶ岡
山崎山
“巣ごもりの松”の雪吊り、“旭桜”の雪吊りなど多くの雪吊りが青空に映えていました。
根上の松には幹吊りが施され、樹々は春の訪れまで雪や風から守られます。
十月桜、冬桜、龍石の椿も咲いて、ことじ椿、サザンカなど冬を彩る花々を楽しめます。
“マンリョウ”、オモト、ナンテン、ウメモドキなどの実も冬の庭園を彩ります。
旭桜
マンリョウ
11月29日(月曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末日まで午前8時から午後5時まで
- 早朝開園時間 11月 1日から翌年2月末日まで午前6時から
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)