兼六園花便り 令和3年4月10日(1295号)
見事な枝ぶりの白い花の旭桜と濃いピンク色の兼六園熊谷は堂々と咲き誇っていました。
“兼六園熊谷”の花びらは大きく、樹の姿は樹齢を感じさせて見応えがあります。
一重の桜から八重の桜へと移ろいます。
千歳台から常磐ヶ岡へと歩を進めると艶やかな桜の“ヨウキヒ”(楊貴妃)が目に飛び込んできます。
昔、奈良にあった名木で古くから知られていた品種だったそうです。
八重咲きのアズマニシキや黄色のウコン、宮城県塩釜神社に伝わる塩釜桜も開花。
兼六園菊桜はほんの少し開いて、真紅の可愛い花のように見えます。およそ300枚の花弁が詰まっています。
兼六園熊谷
ハナズオウ
梅林の白色のリキュウバイは満開。赤紫色の花が一際目立つ“ハナズオウ”も見ごろです。
ツツジもぽつぽつと咲き始め、同じツツジ科の優しい花色の“シャクナゲ”も咲いていました。
“ドウダンツツジ”も涼やか壺状の白い花が下がります。
カリンのピンクの花も咲き、遅咲きの真紅の椿にも出会います。
シャクナゲ
ドウダンツツジ
4月10日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から翌年10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時から午前6時45分まで
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)