兼六園花便り 令和3年6月19日(1299号)
久しぶりの兼六園です。“徽軫灯籠(ことじとうろう)”の形の美しさに改めて目がとまります。
園全体は緑につつまれ、苔は濡れてしっとりと美しく、苔に覆われた山崎山、“山崎山下苔地”では安らぎを感じます。
瓢池の所では、写真を撮っている男性にアカマツの枝にとまるアオバズクを教えて頂きました。微動だにしません。
花も初夏から夏へと移ろっていました。
日本武尊像の前の曲水縁には“ノハナショウブ”。ハナショウブはノハナショウブから作り出されました。
徽軫灯籠
山崎山下苔地
歩を進めると、雄しべの多い“キンシバイ”に出合います。葉が半分白いハンゲショウの群生に夏の訪れを感じます。
ナツハギともいわれるミヤギノハギも咲いています。
金沢神社前では、白や赤紫の“ホタルブクロ”。放生池(金城池)ではコウホネやスイレンも咲いています。
キンシバイ
ホタルブクロ
6月19日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から翌年10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 4月1日から8月31日まで午前4時から午前6時45分まで
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)