兼六園花便り 令和3年1月30日(1285号)
噴水のしぶきのかかったイチイの葉には、小さな“つらら”が多く下がっていました。
雪で覆われた庭園では、雁行橋の写真を撮る数人の姿が見られました。
梅林では紅梅、白梅が見られるようになりました。紅梅の八重寒紅梅、鹿児島紅、緋の司。
緑色のがく片の“玉梅”や“青軸”の3本の白梅が咲いています。
「今日降りし雪に競ひて我が宿の冬木の梅は花咲きにけり」万葉集
つらら
青軸
細い黄色の花びらでいっぱいのシナマンサク。枯れた葉がついたままです。
斑入りの可愛い“ワビスケ”に目がゆきます。多くの花が咲いていました。
近くにも小さな真紅のワビスケ。
色合いが美しい絞りの“ツバキ”も先週から咲いています。
ワビスケ
ツバキ
1月30日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 10月16日から翌年2月末まで午前8時から午後5時まで
- 早朝開園時間 11月 1日から翌年2月末まで午前6時から
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)