兼六園花便り 令和3年2月27日(1289号)
梅林の白加賀は次々に開花。
緑がくの“しだれ梅”の前では綺麗ですねとご婦人の会話が聞こえてきます。
“八重唐梅”や“鴬宿”も多く開花していました。
鶯宿の前では、花も蕾も可愛いねぇと口々に女性数人カメラを向けています。
麻耶紅梅の鮮やかな真紅色の蕾。間もなくの開花です。
「春くれば宿にまづ咲く梅の花きみが千年のかざしとぞみる」 古今集 紀貫之
黄色が鮮やかなマンサクの前でも足をとめて鑑賞する姿も見られました。
しだれ梅
八重唐梅
夕顔亭の前では“アセビ”の花が咲いていました。
白い壺状の花が連なり、房のように下がっています。
馬がこの植物を食すると、含まれているある成分によって酔ったようになるので馬酔木と書かれます。
平成7年に樹齢およそ500年といわれた姫小松は枯れて伐採されました。
その後2代目もしばらくして枯れ、今月新たに元の場所に3代目“姫小松”が植えられました。
五葉松です。
ツバキ、十月桜、冬桜も楽しめます。
アセビ
姫小松
2月27日(土曜日)記
- 兼六園開園時間 3月1日から10月15日まで午前7時から午後6時まで
- 早朝開園時間 3月1日から 3月31日まで午前5時から午前6時45分まで
(このページは兼六園研究会会員 城森順子さんのボランティア協力により作成されています。)